10月頃、帰りが遅くなって夜に玄関の前に来た時、ガラスに葉っぱの様な物が付いていると思いよく見たら、なんと幅が15~20センチ位の蛾がとまっていた。
ヤママユという日本在来の大形の蛾のようです。
今まで見たこともない大きな蛾で、驚いて思わず後ずさったのを覚えています。おそらく玄関の明かりに寄ってきたのだろう。出入りしても止まったまま動かないので、何という種類なのか後で調べてみようと思いカメラで撮影してそのままそっとしておいた。翌朝には居なくなっていたが、今となってはもっとよく観察しておけばよかったと後悔しています。
それ以降、何年も経ちますが未だに見る事は有りません。生息地域や生態を調べてみると、それほど珍しくはないものの、だんだん減ってきている種類のようで初めて見ることが出来て運が良かったのかも知れない。
地方に住んでいると、都会と違っていろんな昆虫と遭遇することが有りますが、今回は特に印象に残っていた出来事だったので、描いてみる事にしました。
触覚が羽の下に隠れているのか目立たないのと、眼状紋といわれる翅(はね)にある円形の模様の形から、おそらく雌ではないかなと思います。
ヤママユは、前翅と後翅の大きさと曲線に気を付けて描いた。それより背景のガラスの方が難しくて何度描き直してもうまくいかず、結局適当な描写にしてしまった。
頭、胴、脚の部分は毛がふさふさしていて触れてみたくなるような感じです。何とか描いてみましたが、もっとよく観察したかったのが正直なところです。
優雅に飛んでいるところも見てみたいと思いながら、また遭遇できる事を期待して描きを終わりたいと思います。
未熟な描きを見て頂きありがとう御座いました。
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