私は、自分が何かを描きたいと思う衝動をとても大切に思っています。
自分が好きな事に没頭出来る時間は、何物にも代えがたいものです。私は好きな映画や音楽、ゲームなどに費やす時間も良くありますが、描くこととは少し意味合いが違っています。それは恐らく、終えた時に何かを生み出しているか否かではないかと思うからです。
映画を見る時は、情報を知り、その世界に興味を持って鑑賞し、いろんな驚きや感動を得ることが出来て、いろんな考察をすることが出来ます。もっと知りたくなったりグッズを購入する事も有ると思います。いわゆるハマってしまう事もあるわけです。
それに対し、描く事はもっとシンプルな感じがします。興味深い物を発見して、注意深く観察し、真っ白な紙に自分なりの描き方で表現するわけです。私は描くときはある意味作業的になり黙々と取り組みむので静かなものです。完成したときはそれなりに感動もありますが、ずっと向かい合っていたため、新鮮な感動は無い代わりに達成感があります。
他にも、スポーツなどで身体を鍛えたり、アウトドアで体感したりと多種多様な趣味が有りますが、絵を描く事は、準備する道具も、時間や場所も、何より描く内容も全て自由です。これほど自由に取り組めるものは中々無いのではないでしょうか。自由なだけに全て自分で決めなければならないので、終えるまでにある程度の期間が必要ですが、その過程が私は貴重であると思っています。
こう思っていても、意欲もなくなり描く題材が何も思い浮かばず、考えれば考えるほど時間ばかり過ぎて暗い気分になってしまう事もよくあります。
しかし、このブログを始めることが出来て、描き続ける良いきっかけとなり途中で諦める事なく、自身の良きライフスタイルの一部として続けて行きたいと考えているので、たとえ何も考えられなくなっても、ならば考えずに出来る事を繰り返して、必ずやってくる描きたくなった衝動のために備える事で、描き始めのハードルを出来るだけ低くしておきたい。そんなことを考えながら日々の練習を続けて行きたいと思います。
線の表現
鉛筆による線の描きを繰り返してみます。
漢字で言う所の「払い」を左右と大小を交互に線同士がくっつかないようにして、時間の許す限り繰り返し描いていきます。ちょっとした空き時間でも出来る練習です。
払いだけでなく、くるくると回った線なども加えて描き、力の入れ方も意識して繰り返すことで体で覚えるつもりで描き続けます。



単純な作業ですが、トレーニングを続けておくと、いざ描くときに余計な失敗を回避できて時間の節約にもなります。
線の練習(円や渦巻など)
続いては、線で円などの少し感覚的に描く線を描いてみる。
円などを描く時、私の場合は手の力を抜いて親指と人差し指の曲げ具合いを調整しながら描き、途中で止まらないように真下から一周して描いていますが、人によって描き始めの位置は変わると思う。
隙間にどんどん描いていき、これも線がくっつかないように意識して形が歪になっても構わずどんどん描く。
練習の途中でふと目に入った物や、描きたく思ったものが思い浮かんだら、格好の実習だと思って迷わず直ぐスケッチしておきます。特に人の髪の毛は線を引く時の思い切りが大事だと思うので良い練習になると思う。
練習から、実習へ直ぐに切り替えられることが出来るのは、スケッチブックの良い所だと思います。





近ごろなかなか描きたい物が見つからないが、焦って無理やり描こうとせず、心穏やかにして練習を続けていれば、そのうち閃くことがあるかもしれない。
こういう時は焦らず、描きたくなる時を待って好きな音楽でも聴いてネガティブな感情から放れてリラックスするのが一番です。ちなみにイメージが浮かぶ時は意外な時が多いので、何時でもメモれるようにしておく事をお勧めします。
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