何か描けるものは無いだろうかと思い、外へ出掛けたいと思っていますが、今は熱中症やコロナ感染が気になるので撮りためておいた写真を眺めていたところ、かなり前の事ですが、高崎山へニホンザルを見に行った時の写真を見つけ、餌付けの時の猿たちがとても微笑ましくて描きたくなった。
思い起こせば初めての猿山の観光で、猿たちが追いかけっこして足の下を走り抜けたり、小さな子猿が柵の上に載って座ってもぞもぞしていたり、見ていてとても癒された記憶が有ります。いろんなイベントもあり、面白く楽しい時間を過ごせました。
餌付けの時間はたくさんの猿たちが餌(見た感じでは薩摩芋だと思う)を持てる限りを尽くして走り去る光景は思わず笑ってしまった。その時のとても分かりやすかった数頭の猿たちを描いてみます。
また、自分なりに元の感じを損なわない範囲でデフォルメしたイラストも描いてみました。
たくさんのニホンザルたちの中の二頭を描いてゆきます。右の猿は見たまま頭から描き始めたので、後になって各部位の位置が合わなくなり、修正しながらで時間がかかりました。左の猿は初めに簡単な補助線を引いてから描き始めます。
やはり多少の修正はしましたが、右の猿より早く描くことが出来ました。5月初旬のまだ肌寒かったせいなのか、猿たちの被毛がふわっとしていて輪郭線が捉え辛かった。
描いた感覚が冷めないうちに、トレースして別の紙に表現を少しゆるめにデフォルメ化して描いてみた。
※トレーシングペーパーは書道用の半紙を使用。
私たちが見ているのもお構いなしに目の前の柵の上に乗って黙々と芋を食べだした若いニホンザル。毛がふさふさとしてとても愛らしい表情を見せてくれた。
被毛の多い動物はその下に隠れている身体の構造を意識して描くのですが、それぞれの部位に生えた毛の長さが違うのでとても苦労しました。動物一般を描くことに言えると思いますが、観察力を鍛えるのにとても良い練習になります。
今回の練習を終わります。
未熟な描きを見て頂きありがとう御座いました。
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