小動物の中でも小さくて飼いやすく、様々な表情を見せてくれる人気者のハムスター。
この記事では、我が家のハムスター小太郎の飼育の日常を紹介しています。
お世話の中で気付いた事や表情を記録しています。もしこれからお迎えしようかなと思っておられる方の飼い方の参考になれば幸いです。
お迎えの前に
ハムスターを一度飼ったことのある人のひとりとして、一言前置きさせてください。
私の場合は、ハムスターは猫や犬等と比べてとても飼いやすく、お世話も比較的簡単だと思っていますが、毎日のお世話もある程度の時間はかかりますし、病気になった時の対応など、小太郎を迎える前は結構何度も考えてから決めました。
もし飼いたいと思われた時は、よく考えてからにしましょう。
準備したいグッズは次の7点です。
・食器(陶器や巣箱に付属しているものなど様々)
・水入れ(ケージ専用に付属していたり、単体で購入して設置する。※特に飲み口部は清潔にしましょう)
・ケージ(衣装ケースを改造したり、ハムスター専用は大小様々です)
・床材(ウッドチップ、紙材、キッチンペーパーなど)
・トイレ 及び 砂(プラスチック容器で屋根があるものがいいです。砂は消臭効果付きの砂など)
・回し車(ハムスターの大きさで決めます。消音のものでないと夜中に音が気になります)
・巣箱(木製や陶器、使うハムスターが気に入るもの。巣材は床材で可、気の繊維などもあります)
・おもちゃ(あったらいいものです)
食器はマルカンさんのフード付き食器を使用しています。陶器の方が安定しているので誤ってこぼしたり、動いたりしないので良いです。
ケージはジェックスさんのグラスハーモニー450を使用しています。
前面が開くので、お世話がとてもしやすく、自然にふれあう事が出来ていいです。回し車と水入れは付属していて取り付けられます。
床と上部が外れるので掃除のときは素早く出来るので非常に助かります。床材はドギーマンハヤシさんのミニアニマン快適ふんわりベッドを使用しています。保温性を考えてウッドチップを選びました。必要な分を取りやすいので掃除がし易く、消臭、吸湿でおしっこ対策にもいいです。
トイレはマルカンさんのゆったりコーナーバス。砂は同じくマルカンさんの消臭砂っ固です。太郎も小太郎もすんなり入ってくれました。
いつも落ち着ける場所のようです。
床が外せるので掃除も簡単です。
回し車は太郎の時に使っていたSANKOさんのサイレントホイールを今も使っています。付属の回し車も考えましたが、使い慣れているのでこちらにしました。とても静かです。
後日、窮屈そうになってきたのでひと回り大きな、マルカンさんのクリーンホイール15に替えました。
巣箱はお迎えの時に入れて頂いた箱を使用。巣材はスドーさんのハムスターの巣づくり職人を使っています。その名の通り巣箱に入れておくと自分で巣づくりを始めました。巣箱は後にSANKOさんのウェーブハウスに替えました。
( 続・爪が伸びてる 参照)
おもちゃのブロックを置いてみる。
マルカンさんのかくれんBOX。
ドギーマンハヤシさんのミニアニマン ハムちゃんのうみの箱です。
中が迷路のようになっていて、登ったりできるため、上下のスぺースが活用できていいです。
かじられるので、他のおもちゃと時々入れ替えて使っています。
無事冬を越えることが出来ました。
これからは暑さ対策に備えるため、太郎も使っていたSANKOさんのひんやり涼感アーチを準備しました。
同じく暑さ対策で準備した涼感テラコッタボード。
太郎も小太郎も毎日この上に乗って毛づくろいをしていました。
ハムスターに居心地よく過ごしてもらうために、いろいろと想像して準備しました。
例えば、ケージはあまり狭くならないようにとか、穴を掘る習性があるから疑似的に穴を掘れるような巣箱にしたいなど。
ハウスを作ろう
小太郎の前に、パールホワイトハムスターの太郎を飼っていた時、衣装ケースを使っていたのですが、なんと、気づかないうちにどうやったのか脱走して居なくなっていた。
おそらくかぶせていた金網の隙間から出たと思われる。探しても呼んでも居なくて、数日後タンスの裏からひょっこり出てきた時は驚いた!! そんなことも有り、ケージは専用の物にしました。
巣箱はお迎えの時に入れてもらった紙の箱から離れなかったので、仕方なく巣材を押し込んでやったら、自分でわさわさときれいにトンネル状に作り上げていました。
手入れの時は箱からすっぽり抜けて楽です。
トイレは離して角に設置。食器はトイレから離して、水入れの側に置いてあげました。
後日、ついに巣箱の紙がかじりすぎてボロボロに・・・
詳細は( 続・爪が伸びてる にて後述しています )。
焦らずに様子を見よう
ケージは出来るだけ静かな所に置きたかったのですが、我が家は温度の事を考えてエアコンのある居間の角に置いています。
お迎え初日はなるべく触らないようにして、しばらくは最低限の世話のみに留めました。
以前世話していたハムスターの太郎はすぐに触ったり餌をあげたりしてしまったので、個体差はあるのかもしれませんが、しばらくは噛みついたりしてなついてくれませんでした。
小動物はとても臆病な生き物ですので、慣れるまではそっと見守ってあげてください。トイレは我が家の場合は自然に砂場でするようになりました。
毎日のお手入れは忘れずに
衛生的な面を第一に考えると水は毎日新鮮なものに変えてあげましょう。餌は数日で新しいものに取り替え、トイレは糞やおしっこの固まりをすくって取り除きます。
床材は数日で少しづつ入れ替えてます(急に全部入れ替えると匂いがなくなったのか、ご機嫌斜めになってしまいました)。
ケージの掃除は数週間ごとに中のグッズを一端外へ移動して除菌スプレーをかけて拭いてから戻しています。
水入れの水の交換時は、飲み口部をチェックしてぬめりが有ったら掃除してあげましょう。
私は綿棒で掃除していますが、市販の浄化剤やクリーナーを使ったり熱湯消毒も有効だと思います。
毎日飲むものですので病気の予防のためにも気を付けたいものです。
初めてのハムスター 太郎
初めてハムスターを飼ったのは2016年親戚から譲ってもらったジャンガリアンハムスターのパールホワイトの太郎でした。
訳も分からず本やネットで調べながら世話を続け、とても元気に育ってくれて、一時もじっとしていなくて、よく脱走する子だったけど仕草が可愛らしく穏やかな気持ちになった事を思い出します。
わが家へ来てから2年後に突然旅立ってしまい、年甲斐もなくショックで涙しました。
亡くなる前、夜私が寝ているときに脱走して布団の上をちょこちょこ歩いてきて、目が覚めて、どうしたのかと思ってケージに戻してあげた。
別の日に親の寝ているところでも同じことがあり、何かしてほしかったのか、お別れをしに来てくれたのか、後になって勝手に想像して悲しくなってしまった。
小さな動物でも毎日の触れ合いの中で生まれる絆は日々の疲れた心を癒してくれ、忘れがたいいろんな思い出を作ってくれました。
お別れが早いので飼うことを敬遠される方もいらっしゃると思いますが、私は飼ってみて良かったと思っています。
ハムスターの1ヶ月は人間の時間に換算すると7年になるといいますが、そう言われると出来るだけ触れ合う機会を作ろうと思ってしまいますね。
2022年現在、新しいハムスターを迎えてまた元気に育ってもらえるように世話を続けています。
新しい発見や成長の記録を載せていきたいと思っています。
小太郎プロフィール
種類:ブルーサファイア
誕生:2021年8月
お迎え日:2021年11月21日
性別:♂オス
体重:約53g(随時更新しています)
体長:約10cm(随時更新しています)
性格:大人しく慎重だがおやつに気づくと我を忘れる
好物:ひまわりの種・マルカンさんのお豆腐スティック
大好物:ピーナッツ(カロリーが多いので与えるときは一粒の1/4位)
癖(習性?):フードに床材をかぶせる・明かりの下ではほふく前進
お世話の時間
トイレの掃除などをしていると自分からケージの外へ出てきてあちこち嗅ぎまわるが、この子はあまり走り回らない。怖いのか歩くときは常にほふく前進です。
おやつを与えて少し遊ばせる。(ひまわりの種や粟玉など)母はこの子は「せどや」が好きだねと言います。
(狭い所の意味?)
二足立ち
今日は、いつものトイレ・水交換・ご飯に加え、床材と巣箱の清掃をするので、小太郎がケージの外へ出るのを待っていた。しばらくするとモソモソと巣箱から出てきてひまわりの種をひとつあげ、その後毛繕いもそこそこに外に出てくれた。ここまではいつも通りだったが、気付いたらケージの外に出てからなぜかこっちを見たまま立ち上がって止まっていた。(約20秒位)何を言いたかったのか?
巣箱が破れてきたので木製の小さい巣箱を買ってきて、一応、今使っている紙の巣箱の向いに置き、入ってくれるかと思っていたら、ひっくり返されてしまった。
手入れが終わったので小太郎をケージに戻し、いつものように床材を掘りまくっていたが、その勢いで巣箱もろともふっ飛ばしたと思われる。狭かったのかな。しかし怪力だな。あきらめてまだしばらくは今の巣箱で我慢してもらおう。
噛む力
いつものお世話の様子です。
今日も挨拶がてらひまわりの種をひとつ、殻を半分割ってあげたら直ぐ頬袋に入れた。
以前、種をそのままあげたら、殻が硬いのか食べようと噛んでいるようだがポトンと落として食べるのをあきらめた様に見えたので割ってあげたら食べた。
もしかして噛む力が弱いのか、それからは少し割ってからあげている。
その後も、いくつかおやつをあげてもどんどん頬袋に入れるのでキリがない。
頬袋にいれた食べ物は安全な所で食べるそうですが、どうしても食いつきが良いおやつばかりをあげてしまいがちなので、あまり与えすぎないように気を付けてます。
ハイテンション
昨日の事、いつものように砂場を取り出し掃除しようと思ってケージに手を突っ込んだ時、普段は取り出した後にモソモソと巣箱から眠たそうに出てくるのだが、どうしたのか突然飛び出てきたので思わず笑ってしまった(文字通り飛んで出てきた15センチくらい)。出た後はいつもの感じで特に変わった事はなかった。何だったのだろう?
今日はいつもより1時間くらい遅くなってしまったが、ケージを開けると箱部屋の中にいた。
時々顔を覗かせるのでひまわりの種を割ってあげるとくわえて戻ってしまい、毛繕いを始めてなかなか出てきません。
仕方なく顔を出す度におやつをあげて、いつもの掃除と水、食事の入れ替えをしてあげた。遅い時間になったせいなのか今日はこのまま出てきませんでした。
以前も時間がズレるとケージから出てこない時があり、関係があるのかもしれませんね。
ハムスターと触れ合うといろんな表現を見せてくれるのでほんと飽きないです。
爪が伸びてる
前回、箱部屋から顔をのぞかせた時、一見気づきませんでしたが後で動画を見てみて爪が伸びていることに気付きました。
前から手に乗せた時ちくちくしていたので普通に爪が当たっているだけと思っていたのですが、こんなに伸びていたとは思わなかった。
以前、太郎の時は目に異常があって動物病院に行った際に切ってもらった。
その後自宅でトライしてみましたが難しくて切ることができなかった。
だが、たまたまケージの金網にしがみついて出たがっていた時に網から爪が出ていたのでその時に切ることができた。もちろん一回では無理で何回かに分けてようやく出来ました。
小太郎はどうするか、ケージは以前と違い金網はないので何か作戦を考えないとどんどん伸びて怪我しないか心配です。なるべく早く切ってあげようと思います。
続・爪が伸びてる
気になっている小太郎の爪について考えてみた。
とりあえず伸びてしまった爪は自然に減ることは難しいと思い、手乗り状態でおやつをかじっている間に1本カットすることが出来た。
しかし、ハムスターの爪は非常に小さく間違って指を切ってしまう危険があるので安全に切れる状態で慎重に行いました。お勧めは出来ません。
爪や歯が伸びてしまう対策として、細いかじり木を入れていたのですが、かじってくれてはいるようですが爪の方は伸びてしまったようです。
そこで、新たな対策として以前失敗しましたが巣箱を紙の物から木製の物に替える事にしました。
今度は事前にケージの外で入ってくれるか確認の上、設置することが出来ました。
また、木製のおもちゃも置いてみて様子を見ようと思います。
木製のグッズが爪とぎの役割を果たしてくれることを願います。
キッチンペーパーの芯で2つのBOXを繋ぎトンネルにして省スペースで使えるおもちゃにした。
芯の部分は紙なので、当然かじられていきますがなんとか保っています。
ケージが好き
昨日は帰りが遅かったせいか巣箱から出てこなかったので少し心配になった。
いつもの水の交換と、念のためおやつをひとつ置いてケージを閉め、しばらくたって覗いて見たらおやつが無くなっていたので安心してケージに目隠し(うちはバスタオルを使用)をかぶせました。
今日はいつもの時間だったので顔を見せてくれた。
ひまわりの種をひとつと、おやつをたんまり頬袋にため込んで戻っていった。
しかしハムスターが自分からケージに戻っていくのは普通の事なのか?
太郎の時は隙あらば脱走しようとして走り回るので、ある程度散歩させてから手に乗せてケージに戻してあげないといけなかったので結構大変だった。
ケージに戻りたがるのは臆病な性格なのか、またはケージのほうが居心地がいいのだろうと思う。
体重チェック
小太郎を迎えて3ヵ月の寒い季節が過ぎ、特に異常もなく元気でいてくれて安心していますが、毎日おやつを与える時に気になっていた体重のチェックをしてみようと思います。
身体が少し大きくなってきているようなので、平均体重と比較してみます。
測定:約55g
平均体重:35~45g(ジャンガリアンのオス)
小太郎には申し訳ないがキッチンスケールで測定した。
なんと10gの体重増でした。
個体差もある事なのであまり数字だけで決めつける事はしたくありませんが、気づけたことはよかったと思い、毎日の身体のチェックを見直し小太郎の身体を考えて負担にならないように少しづつ食事の制限をしていこうと思います。
小太郎の鼓動
ある日小太郎の世話をしている時の事、いつものように手のひらに乗せて身体のチェックをしていたら、普段気がつかなかった小太郎の速い鼓動を手のひらで感じて少し驚いてしまった。
小太郎は太郎とは個体差があるようで、何時もではないが手のひらに乗せても大人しくしているので鼓動がわかったと思うが、今まで気付かなかったとは情けないです。
私たち人間と比べて命の進む速さに大きな違いがあることはいろんな書籍やメディアなどで見聞きしていたので知っていたが、その速さを実際に手のひらで感じてみて、この小さいハムスターでも必死に生きているのだと改めて思い、はたして私自身は小太郎のように必死に生きようとしているのだろうかと考えさせられる瞬間だった。
コミカルに映るハムスターの行動も、少しでも多くおやつを頬袋におさめる姿も、すべてが尊く思えてきた。それは約2年という寿命からみても、すべての生き様が凝縮されて見えているため、あの姿に魅了されるのではないかとも感じた。そして時折面倒だと思ってしまう掃除やフード、水替えも、時間を惜しまず世話をしてゆこうと思った。
世界ハムスターの日
私は知りませんでした。
日本では8月6日はハムスターの日だということを。
そして私は知りませんでした。
世界では本日4月12日は世界ハムスターの日だということを。
小太郎に申し訳ないので即興でイラストを描きました。
ハムスターに国際的な記念日があったなんて驚きました。
現在は人気者のハムスター達だが、飼育出来るようになるまでにはきっと奥深い歴史があるのだろうと思う。
ハムスターのご先祖様に感謝です。
砂浴びは大事
穏やかな一日、毎日の小太郎の世話も次第にルーティン化してきて日常の一部となってきました。
掃除が終わった後、巣箱から出てきたときは少しの時間ですが部屋に放してしばらく遊ばせるようにしています。
上向き加減で固まったかと思うと素早く走って隙間に入り込みしばらくは出てこないですが、頃合いを見ておやつで誘い出してケージへ戻すようにしています。
毛並みが悪くなって、よく体をかいていたため、砂浴び必要かなと思い専用の容器を設置した。
(ジェックスさんのハーモニーステージとその上にハーモニーバスを設置)
幸いなことに毛並みも自然と戻り、出てきても体をかく様な事はなくなりほっとしましたが、体を清潔に保つために砂浴びの場はあったほうが良いと実感した。
最近は巣箱から出て来るのがゆっくりとしており、一歩づつ出てきます。
床材を掘りまくるのはなぜ?
5月も終わりに近づき、晴れた日は暑さを感じるようになり、雲がかかる日が続くと梅雨の始まりかなと思ったりする季節でエアコンはここしばらく快適モードにしていた。
ここ数日、小太郎が巣箱の外で休んでいたり、巣箱の周りを必死に掘る仕草を見かけるようになったので、少し考えてみた。
ハムスターが穴を掘る仕草をするということは、もしかして穴を掘って地面の中へ入り地表の暑さを回避する行動なのではないかと思った。
少し前から、床材の量は減らしていたが、ケージを置いている場所が西日が当たる窓の近くにあるため思ったより熱が溜まるのかもしれない。
また、窓を開けると外へ出ようとすることから、他のストレスというより「暑い」と言っているような気がしてきたので、エアコンを冷房へ切り替えて様子を見た。
今のところ大人しくなったようで、しばらく部屋の温度を少し下げておこうと思う。
外に出たがるようになる
ある日、いつものようにケージの中を手入れして、少し放して部屋の中を散歩させて見守っていたら、素早く洋服ダンスの横の隙間から裏側に入ってしまった。
小太郎が走り出す時、気付いた事があった。
周辺の匂いを嗅いで少し経つと、一瞬、頭を上にあげて止まったかと思うと決まった方向に走り去ってゆく。何回も見ているので間違いないと思うが、闇雲にではなく、隠れる場所のある方向に向かって走っているようだ。一度でも行った場所はしっかりと覚えているとは、実は頭のいい動物なのだなと感した。
大きいタンスを動かすこともできず、仕方なく出てくるのを待っていたが、これがなかなか出てきてくれない。埃だらけなのにお構いなしでくつろいでいるようだ。
仕方なく、大好物のピーナツを割って臭いで誘い出そうと思ったが、思いのほか効いたようで匂いを嗅ぎながらゆっくりと出てきてくれ、少し与えてケージへ戻したが、それからというものケージの角をずっと舐めたり手で開けようと引っかいたりして、何とか外に出ようとする事が増えてしまった。
ひたすらに外に出ようとしても出られない姿を見ていると、小さい体にどれほどのストレスがかかっているのだろうと思ってしまう。そこで、どうしたものかと考えてみた。
まず試したことは、再度洋服ダンスの裏に入っていったきり何時間も出てこないので、腹が減ったら出てくるだろうと思い、そのまま放置してみる事にした。結局翌日まで出てこなかった。
翌日、隙間の奥で休んでいるのが見えたので、またピーナツで誘ってケージへ戻すと、気が済んだのか、しばらく出たがる仕草は減ったが、やっぱりまた時々出たがってケージの角をずっと舐めている。
他にも回し車を一回り大きくして運動しやすいようにしたり、いろいろ試してみたが、結局のところ1度ケージの外に出してしまったせいで、出たがる行動は治らなくなってしまったようだ。
ゆっくりと警戒しながらも匂いを嗅ぎながら出てきてくれます。
偶然かもしれないが、出てこなかった日の翌朝は、枕元に現れて起こされる。この間は「ジージー」と鳴いて起こされたので驚いた。
案外私が考えているよりもはるかに賢い動物なのではないかと思うことが時々ある。
小太郎を迎えてもうすぐ1年が経過する。
観察しながら、気付いた事はネットや本で情報収集しているが、気になることがあった。
狭く暗い場所を好むハムスターの習性を考えた地下型巣箱というものが有るということだ。
これから高齢になってくるため、ストレス対策も含めて検討してみようと思う。
毎日のケージの手入れの時に少し放し飼いにする時間を作ることにし、寝る前にケージへ戻してやる事にした。お気に入りのタンスの裏へ走り込んで行き、朝まで出てこない時もあるが、その時は仕方なくそのままにして、翌朝、おやつで誘ってケージへ戻している。
放置して大丈夫かと思われるかもしれませんが、タンスの裏はケーブル類も無いのでかじられる心配は無いが、念のため他のケーブルは噛まれてないか確認するようにしている。
その後、出たがる仕草は減ったので、とりあえずこのまましばらく様子を見てみようと思う。
前足に異変~病院へ
ある日、ケージの手入れ中に小太郎の身体に異変を発見した。
左前足の肘(内側)に何かコブのような長い物が見え隠れしている・・・
体の毛に覆われていて、動きも早いため一見した限りでは存在に気付けなかった。
直ぐ小箱に入れて動物病院へ行き、先生に診てもらったらすぐにハサミで切除していただいた。
何種類もの薬を塗られて無事終了…大丈夫との事で一安心した。
細長いコブだったのが幸いしたのだろうと思う。
後で調べてみるとハムスターにできるしこり等はシニア期に発症する確率は多く、放っておくとあっという間に大きくなり命に係わることも有るとの事。
命の速さを考えるとそれも納得してしまう。
ともあれ、無事に取れてよかった。
帰ってケージに戻してからは巣箱から出てこなかったので少し心配したが、賢い小太郎の事なので回復するまで大人しくしているのだろうと思いそっとしておいた。
案の定、数日後に元気な顔を出してくれた。
かじり木をバリバリ
近ごろ、かじり木をバリバリしている姿を見かける時が増えたような気がする。
歯が伸びてきたのだろうか。
ハムスター達は生きている間伸び続ける常生歯という歯を持っているために自分で伸びすぎないように硬い物をかじる事で調整しているらしい。
ショップではいろんなかじり木がそろっている(木の枝・さとうきび・コーンなど様々)
いろいろ与えてみたが今は乾燥したパパイヤの茎がお好みのようで、水を飲んではしばらくの間バリバリとかじっている。
2回目の夏を迎える
ありがたい事に、小太郎を迎えてから2回目の夏を迎えることができた。
夏場のケージ内は出来るだけ清潔にしておきたいので、除菌シートでの掃除は欠かさず行います。
暑さ対策として置いてみたハムスター用涼感テラコッタボードは湿気を吸収してくれるので、小太郎も居心地が良いらしく、毎日上に乗って毛づくろいしている。
床材は巣箱の床材共に少しづつ入れ替えて、匂いが消えて居心地悪くならないようにしています。
ふと気になって、2年目は人間の年齢に例えると何歳くらいになるのかと調べてみたら、とうに私の年齢を超えていた。
観察するに、今もケージの窓をこじ開けて出ようとしたり走り回ったり元気いっぱいだ。
それに比べてあちこち調子が悪くなってきた自分と比べてしまい、老け込んではいられない。
グルーミングの手助け
いつもケージの手入れ時間に掃除を始めると巣箱から顔を出してくるのだが、休んでいて出てこない日がたまにあるようになった。そろそろ老化のサインが出始めたのだろうか。
グルーミングの頻度が明らかに何時もより多くなり、その割に毛並みが少し悪くなってきたように感じる。グルーミングがしづらくなっているのかもしれないと思い、嫌がらない程度にブラッシングをしてあげることにした。
いろいろ試した結果、使い易く小太郎も気持ちよさそうだったので、毎日歯ブラシでそっと撫でてあげる事にした。(嫌がった時は無理にしないように)
その後も毎日ブラッシングを行って、少し毛並みが良くなってきた。
食欲は相変わらずで糞もしっかりしているので安心しているが、硬い物は食べづらそうに見える。
長生きしてほしい
昨年同様、冬に備えてケージ内もいろいろ変えなければならない。
そしてこの冬は無事に越えてもらわなければならない。
冷感グッズを片づけて、床材は多めに敷き詰めフィルムヒーターを巣箱の位置の下に敷いて凍えないよう気を付ける。
稀に巣箱の外で寝ている事があるが、その時は大体ヒーターによる温まり過ぎが原因だ。
温度の微調整が出来ないので小太郎まかせで申し訳ないがその都度ヒーターをオフにして調整しています。
回し車はあまり回さないようになっていた事もあり、高齢になって無理をしないように考えて取り除くことにした。
一番の変化は、小太郎の動きがぎこちなくなってきた事だ。
体力が衰えてきているのかもしれない
もっと良くして挙げられたのではないか
2年半が過ぎ、小太郎の姿もよりおじいさんの風貌になってきた。
老衰の兆候が色濃く現れてきました。
いつもの可愛らしい伸びの仕草もこわばった様子で、砂場から転げ落ちる姿も良く見るようになってしまった。背中も徐々に曲がってきていました。
後ろ脚の動きが悪く固まったままの様子でふらつきながらも自分で目標の方向へ歩いていました。
食べ物は、野菜が好きで良く食べるものをメインに与えるようにした。
それから数ヶ月、このような動きづらい状態でも、何度も立ち直りながら歩き回り、元気な姿を見せてくれていましたが、ある日いつものようにケージを掃除していて、何も食べてなく巣箱がいつもと違う雰囲気がしたのでそっと開けてみたら、中で丸くなって亡くなっていました。
いつか来ると思いながらも手入れをしていたが、やっぱり突然来ると悲しみと喪失感がどっと押し寄せてきます。残念なのは看取ってあげる事が出来なかった事です。
おそらく前日の掃除の後に様態が急変したのだろうと想像しますが、今となってはどうしようも有りませんが、よく長生きしてくれてありがとうと言いたい。
太郎の時もそうでしたが、もっと良くしてあげれたのではないかと後悔が絶えません。
2021年11月から2024年7月までの約2年8ヵ月の間、貰った癒しと思い出に感謝して小太郎の記事を終了させて頂きます。